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― All I need is that, otherwise that is all I need.

Jun.

28

2009

The Ghosts Among Us / Our Last Night

The Ghosts Among Us / Our Last Night The Ghosts Among Us / Our Last Night

ポストハードコアバンドOur Last Nightの1st.フルアルバム。
若き才能が伝統のラウドスタイルを継承した滋味深いデビュー作です。

Escape
Escape

リリース時は平均年齢18歳という圧倒的な若さを持つ反面、新旧スクリーモスタイルを絶妙に融合させる玄人振りを感じさせる当バンド。
Epitaph Recordsの社長でありながら自らもBad Religionで名曲を紡いできたブレット・グレヴィッツをも唸らせたというソングライティング力は確かに疑う余地も無い程に高い水準で展開されています。
ニュースクール・プログレといった要素を大胆に展開させる様は初期UnderoathSenses FailEvery Time I Dieを彷彿させる一方でStory Of The YearSilversteinにも通づるメロディーに特化したオルタナスタイルを体現、メタル・エレクトロに頼りきらない正統派スクリーモサウンドをかき鳴らしています。
中でも15歳と言う年齢から一際の注目を浴びるVo.トレバー・ウェントウォースの存在感は大きく、稚さの残るスクリームが兄マットのクリーンシンギングに絡む様は"迫力"や"粗暴感"とは一味違った印象を感じさせます。
また各楽器隊の演奏能力をはじめとしたアレンジ力の高さも大きな魅力の一端を担っており、ザクザクと刻むシンプルな進行に自在な展開を乗せる事で大きな聴き応えを生んでいます。
NSHC上に様々なアプローチ法を用いた今作は非常に完成度が高く、取り分けデジタルサウンドがはびこる近年のスクリーモシーンにおいて今作のラウドスタイルは重宝されるものとも感じます。

轟音で垂涎の激情サウンドを奏したキラーチューン「Symptoms Of A Failing System」、
突き抜けたサビメロが印象的なタイトサウンド「Timing Is Everything」、
軽快なリズミクスで心地良い混沌を生む佳曲「Running The Clocks」、
高い疾走性をエナジェティックに繰り広げる「Recovery」、
モダンメタル+オルタナの悠々たる進行がかっこいい「Escape」、
豊富なアレンジメントをメロディアスに纏め上げた「Dreamcatcher」、
流麗なメロディーと変則的なブレイクダウンが交錯する「This Is Your Lifesaver」、
パワーメタル&サザン調によるエッジーさが際立った「I Have Fought A Measureless Battle」などUSラウドシーンに旋風を巻き起こした全11曲収録。

変声期真っ只中にこんな声出しちゃって...彼の前途に少々不安を感じてしまいますが、音楽観のみならず人間としての成長も感じさせてくれるであろう彼らの今後は非常に愉しみなものであります。

Released : 2008/03/04
Label : Epitaph Records
Origin : US - New Hampshire, Hollis

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